基本、並ぶのは苦手である。
単純に「疲れる」「メンドクサイ」ってのが最大の理由だが
大抵並んでいるところはテレビやら雑誌で紹介されているところが殆どなので
「メディアに踊らされちゃってるワタシ」
ってのが、んもう、めちゃくちゃ恥ずかしい。
並んでる私をもう1人のワタシが俯瞰で見た図、
というのを必ず想像してしまうのだ。
すると、ボーっとふやけて何も考えずに並んでる自分が見えてくる。
うひゃーこっぱづかしー。
だが、はやりの波に流されて、やっぱり並びたい時もある。
そんなお店のひとつが「つじ半」だった。
理由はただ一つ。
海鮮丼が好きだから。
うふ。
つじ半も色んなメディアで「行列の出来る店」として紹介されている。
「ぜいたく丼」と称するオリジナル海鮮丼で勝負の店である。
東京駅近く、というのも人気の理由かも知れない。
八重洲北口を出て横断歩道を渡り、
「八重洲口会館」というビルの間の道をしばらく真っ直ぐ行くと左手側に見えてくる。
お店自体は小さく、目立つ看板もないけれど、
並んでいるお客さんが必ずいるのですぐ分かるはず。
私は平日に11:00時開店の15分前位に行きました。
店内はカウンターのみで10席程度しかないので、
10:30頃行けば、なんとか開店と同時に入れる可能性が高そう。
メニューはぜいたく丼の梅・竹・松・特上。
梅を基本として、雲丹などが追加されるようです。
それから塩辛やからすみなどのおつまみ類が若干のみ。
みなさんほぼ980円の梅を注文。
基本でシンプルに、ぜいたく丼の醍醐味を味わうにはこれで充分。
店内はカウンター12席のみ。
まだ新しく綺麗な店内。てきぱきと気持ちの良い板さんとスタッフさん。
木の清々しいカウンターに着席しただけで、
「並んだ甲斐があったわああ~」って思います。
で、まず出されるのはこちら。
ごまだれの鯛刺が4切れ。
カウンターには「お勧めの召し上がり方」が置いてあるので、
基本に忠実に前菜代わりに2切れ頂き、残りはお楽しみ用に取っておきます。
そして登場した「ぜいたく丼」
まぐろ、いか、いくら、ほたて、きゅうり、ねぎ、などなど
7種の具が絶妙に合わさり、小山のようにこんもり盛られています。
黄身醤油が出されますので、かけまわして頂きます。
この黄身醤油がこってり感を出す隠し味になってますね。
ガリはこぶで〆られていて、優しい酸味。
ガリのお替りをお願いしたのに、忘れられちゃったのが今でも残念。
ご飯の上に香ばしく炒られた白胡麻
切手大のパリパリ海苔。
ほんの少々の大葉。
薬味がとても合って、考え尽くされた感じ。
思うに、計算され尽くした丼だなー。
黄身醤油、ガリ、薬味が無かったら、単調で
ここまでじっくり味わうことは出来なかったかも。
食べ終わった後は、
ご飯をお替りして、
出汁をはって頂いて、残しておいた先付けの鯛刺2切れを入れて
鯛茶漬けも頂けます。
つまり、
鯛刺、ぜいたく丼、鯛茶と1回で3度・3種のお味を楽しめるのです。
あー美味かった。
また並ぼうっと。
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